華憐蘭 -KaRenLan-
「そんな警戒しなくても…;」
そこには、舞の彼氏…凌がいた。
「…なんだ…凌かよ…」
「遊じゃなくて悪かったですね♪」
「はっ!?遊なんて関係ねえよ!!!//」
あたしはいきなり遊の名前を出されてテンパる。
そんな様子をみてクスクス笑う凌。
―…こいつ…いっつも会ったらからかうから…
「だから嫌いなんだよ―…。」
「そりゃあ悪かったですね♪」
「………(怒」
こいつは 霧原 凌(きりはら りょう)。
あたしと同じ、2年で生徒会長をしているんだ。
ちなみにあたしは女子副会長。遊は男子副会長。
そいで、書記は舞がやってるんだ。
凌は遊の双子の兄。
容姿は遊とあまり変わらないけど、
唯一変わるのが、身だしなみはしっかりしていて、
髪は茶髪。背はあたしの同じくらいかな?
だから、遊が背が一番高い。
性格は、優しいけど怒らすと異様に怖いんだよな…。
成績優秀で、スポ-ツ万能なんだぜ!
まあ、あたしは凌からぶっかけられたスポ-ツ勝負、
あたしが全勝利だけどな。
「長い紹介どうも。」
「うっせ!そういう役なんだからしゃあねんだよ!」
「ぶっ…。葵帷って本当からかうと面白い。」
「いつもからかうなっつってんだろ!!!」
「………!」
凌は腹を抱えながらクスクス笑うし…
本当こいつムカツク!!!
って、そういうんじゃなくて!!!
「この手紙、片付けるの手伝ってよ。」
「え、捨てるの?」
「違~~~う!!!捨 て るんじゃなくて、
か た づ けるの!!!」
「…同じじゃん……。」
「ここに入れるんだよ…。」
あたしは手紙用のバックを取り出し、凌にみせた。