ばぶる
青リんゴ


この恋が始まってから,真亜莉ともダメになったし。
何もかも崩れていくような気もした。

でも,手放したくなかった。


わがままだけど,それが好かった。




もし,今ここで運命っていうものが起こってるのだとしたら,それを信じてみたい。
そして,その運命をたどってみたい。


今しか出来ない事トカ今はまだ出来ないこととか沢山あるけど,それを楽しみたい!

そう思っちゃう。



もし,慶太と曖の気持ちが,もうちょっと早く気付いていたなら,こんなことには成らなかったのかも知れない。

でも,曖はそれを知っていたのに。
なのに曖は手を引いた。


入学式のときカら,慶太のそばに居て,楽しそうにしてたのに。
そんなのとっくに気付いてたのに。
だけど,何でなのかな…?
曖はそっと離れていった。


知ってた?

知らなかった?



曖…。
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