天然シュガー




ん???




「え?じゃぁ何て呼べばいいんですか?」




「そりゃあ…」





そう言って先輩は少し顔を近づける。

心臓がぴょん、と飛び上がる。


「名前で呼んでもいいよ。」





な、

名前ぇえええ???!!!!!


そ、そんなこと出来っこない!!!




先輩はこっちを見てにっこり笑ってる。

は、恥ずかし~…


あ、でも、でも…。



「私、先輩の名前知らないです。」



「あぁ、そっか。僕は菊池修司。」



「……。」




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