天然シュガー















私はどきどきしながらあの狭い階段を上ってる。
屋上に続く、あの階段。





ドアノブに手をかけて一呼吸。






がちゃ。







そこには見慣れた後姿があった。





「せ、先輩。」





先輩は振り向いて、



「かな」




そしていつもと同じように笑う。






そう。







< 76 / 105 >

この作品をシェア

pagetop