彼は…彼女は…
プルルル
「決まったか?」
12時近くなったときに、隼人のケータイが鳴った。
「まだ決まってないんだけど……。お腹すかない?」
「たしかに。もう12時だもんな。今どこ?」
鈴のプレゼントは買い終わりデパートをブラブラしていたが、時間をまったく気にしていなかった。
「えっとぉ。2階のゲームセンターみたいなところの前!」
「ん。じゃあ、そこで待ってて。」
「はーい。」
ピッ
「よし。行くか。」
隼人は、そう言い鈴のところへ歩き始めた。
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