彼は…彼女は…

プルルル



「決まったか?」



12時近くなったときに、隼人のケータイが鳴った。 




「まだ決まってないんだけど……。お腹すかない?」


「たしかに。もう12時だもんな。今どこ?」



鈴のプレゼントは買い終わりデパートをブラブラしていたが、時間をまったく気にしていなかった。 



「えっとぉ。2階のゲームセンターみたいなところの前!」



「ん。じゃあ、そこで待ってて。」



「はーい。」



ピッ 



「よし。行くか。」




隼人は、そう言い鈴のところへ歩き始めた。




_
< 12 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop