彼は…彼女は…
孤独な彼女
「えっとぉ……。はじめまして?」
やっと普通に戻ってきた鈴が数分の沈黙を破った。
しかし、
隼人は屋上を立ち去ろうとしていた。
「えっ?ちょっと待って!!」
「なに?」
屋上に来てからの第一声がこれ。
「3時間目が終わるまで………一緒にいない?」
「は??」
予想もしていなかった答えに、隼人は驚いていた。
そんな彼に彼女はニコリと笑って、
「だってサボりに来たんでしょ?作り笑いは疲れるもんねぇ。」
「!!なんで……」
それは、隼人が隠してきた秘密。
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