彼は私の子供です。
それから一緒に家に帰って事情を話してもらった。
「ごめん…金は貯金の半分くらいしか残ってない」
健太が言う前に、お金を何に使ったのか、私はわかってしまった。
「…もしかして…………」
言いたくないけど。
聞かなきゃダメなこと。
「…………キャバ?」
恐る恐る健太の顔を見たら。
悲しいことに、健太は黙って頷いた。
「ふざけんなよテメェ!」
私は健太に殴りかかっていた。
気が済むまで。
そしたら健太は。
もちろん反撃してきて。
私は健太に仰向けに倒され、馬乗りされた。
そして。
顔を何度も何度も繰り返し殴られ続けた。