彼は私の子供です。
健太と一緒にいる私は、喜怒哀楽が激しくなった。
健太が少しでもミスをするとイライラした。
そのたびに暴言を吐いた。
それでも健太は殴るのをやめたくらいで、中身は変わらなかった。
私は毎日家にいるようになった。
もうどうでもよかったのかもしんない。
何もしたくなかった。
気分がよければ外に出るくらい。
好きかどうかもわからないまま一緒にいたと思う。
そのうち健太は家で携帯をいじる日がなくなった。
私に優しく話しかける。
頭を優しく撫でながら。
私は泣くか暴れることしかできなくて。
健太を罵るばかりだった。