彼は私の子供です。


健太と一緒にいる私は、喜怒哀楽が激しくなった。




健太が少しでもミスをするとイライラした。




そのたびに暴言を吐いた。




それでも健太は殴るのをやめたくらいで、中身は変わらなかった。




私は毎日家にいるようになった。



もうどうでもよかったのかもしんない。




何もしたくなかった。




気分がよければ外に出るくらい。




好きかどうかもわからないまま一緒にいたと思う。




そのうち健太は家で携帯をいじる日がなくなった。




私に優しく話しかける。




頭を優しく撫でながら。




私は泣くか暴れることしかできなくて。




健太を罵るばかりだった。





< 113 / 300 >

この作品をシェア

pagetop