彼は私の子供です。


自覚なんてなかった。




体調悪いからバイトに行けない。



何か食べたいとか、お腹が空いたとか、そういう感覚がなくなってたことすら気づかなかった。




ちょっと体調悪いな



そのくらいにしか思ってなかった。




むしろ、痩せてラッキー!みたいな。



ちょっとぽっちゃりだった私は、たかちゃんが細い子が好きだったから痩せたいと思ってたし。



痩せたし、今たかちゃんが私に会ったらびっくりするだろうなぁ?




とか考えてたし。




いつから様子がおかしくなったかなんて、わからない。




たかちゃんが全てだったんだし。




< 12 / 300 >

この作品をシェア

pagetop