彼は私の子供です。





それは一緒に暮らし始めてから5ヵ月。







健太の母親が、家にきた。





もちろん私がいない時間帯に。







健太が情けない顔をして私に話しかけてきた。







私は居酒屋で働き出していて。







夕方から朝まで働いていた。







だから最近は。





健太が先に寝てることが多くて。






私は夕方まで寝てることが多くなった。






仕方ないけど。






会話する時間も減ってた。






だからといって。







話す時間なんていくらでもあった。






一緒に暮らしてるんだし。







それを何でもっと早く言ってくれなかったんだろう。







でも。







私も最初は信じ込んでたし。







それが嘘だったなんて思いもしなかったし。






< 85 / 300 >

この作品をシェア

pagetop