siganai

歌い出しの箇所に入っても会場にはピアノのコードの音がなるだけだった。



楽譜を見上げると、五線譜が波のように揺れていた。
指は動いても、声が全く出なかった。


そして、ついに僕の指が止まってしまった。












< 64 / 100 >

この作品をシェア

pagetop