siganai
外は小雪が降っていたが、会場が暑かったので、気持ちが良かった。

僕らは、上野駅の前にあるレストランで軽く食事をし、僕も彼女も初めてのであるアメ横を歩いた。

年末も近かったこともあり、アメ横の通りもかなりの人だった。

はぐれるからと再び僕は彼女の手を握った。

そして彼女は先ほどとは違い、静かに笑った。
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