本の間に挟まれたオシバナ…
なぜならメールの相手は片想い暦一日の彼。

直樹という名前を見るだけでハッピーな気持ちにる。

『今日一緒に帰らない?』

一瞬頭に充が浮かんだが、今日は一緒に帰れないと言っていた。

『OK!どこで待ち合わせする?』

これは浮気じゃないからね!と心の中で主張する。

カップ麺も出来ない内にメールの返事がきた。

『じゃあ、南門の前で』

早く放課後になってほしい。

携帯を閉じるとその一心で時計を見つめた。
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