本の間に挟まれたオシバナ…
これはもうれっきとした浮気に入るのではないか…?

確かに奈津子の気持ちは直樹に傾いている。

しかし充と別れることは想像もつかなかった。

なので別れる気は毛頭もない。

なら直樹の誘いを断るか?

しかしそれも奈津子の中ではあり得なかった。

奈津子は自分の気持ちが分からず、モヤモヤした感情が渦を巻いていた。
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