大好きなキミは芸能人!?
「あぁそんな事?」

そんな事って
けっこ-重大問題だと
思いますが-……?

だってふたりっきりの
デ-トのはずが
知らぬ間にマネ-ジャ-が
もれなく
ついて来たんだもん



「若橋がいなかったら
どうやってレストランに行く?」

…………そっか
あたし達今
若橋さんの運転する車に
乗ってるんだった…


「いや、でもさ…タクシ-でも行けるくない?」

すると翔平はしまった!
と言う表情をして
引き攣った顔で
『タクシ-は…危ない』
と苦しい言い訳を始めた


「完璧考えてなかったでしょ?タクシ-なんて便利な交通手段があったなんて」



「か、金がかかる……」

またもや苦し-い言い訳

いい加減諦めたら
いいのに……



そう思いつつも
鋭く反撃する



若橋さんも
運転しながら笑ってる


まるで翔平が
芸能人だなんて
忘れてしまうくらい
楽しい時間を過ごした
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