大好きなキミは芸能人!?
「ったく、俺だって恥ずかしいっつ~の」



「え?翔平が?」


「……ったりめ~だろ」

ふ~ん……
翔平も照れるんだぁ

なんか新発見♪♪



「翔平お仕事は順調?」


何となく
聞いてみた。


「あの……さ、もし俺が恋愛ドラマで人気女優にキス………なんてしたらどう思う?」


この話が例え話ではなく
ホントなんだって
すぐにわかった。



「それは……」


正直言うと
人気女優とのキスシ-ン なんて死ぬほどイヤ。


でも……
あたしのワガママで
翔平の仕事の邪魔をして
しまうのはもっとイヤ



「いいよ」


「え?」

「お仕事でしょ?頑張ってね♪」


いつの間にか
上手くなっていた
作り笑いを浮かべる


「美優………」


「翔平は芸能人だもん!!こんな事承知だよ!」


「美優…泣きたい時は
泣いてもいいんだぜ?」


え…………?


翔平から返ってきた
言葉は予想もしていない言葉だった。



「泣きたいならおもいっきり泣き叫べよ」


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