大好きなキミは芸能人!?

ある日の放課後
担任に呼ばれた。



あたしは
ダラダラしながら
担任の後を歩く。



「教官室?」

「あぁ…」


担任に言われ
あたしは嫌々ながら
教官室に入った。


教官室なんて
不良が説教される場所。

あたしには関係ない。


「まぁ座れ」


先生に言われた通り
近くに置いてある
椅子に座る。


「…で、何?」


「やっぱり1度カウンセリングを受けた方がいい……」


何言ってんの?
カウンセリングなんて
受ける意味ある?


「嫌、」


先生と話すこと自体
面倒くさい。


「お前何があったんだ?話してみろ」


「やだ」


「いいから話してみろ」

「やだ」


先生に話して何になる?
同情なんか
していらないから


「1度だけでいい、親御さんも心配してる」


「知ってる」


「あのな-、」


「話ってそれだけ?じゃああたしもう帰ります」

近くに置いた鞄を持って
教官室を出ようとした


なのに
「高橋の事と何か関係があるのか?」