大好きなキミは芸能人!?

先生に肩を押され
校門の前まで走る。


翔平に……謝らなきゃ…

校門の前まで来ると
翔平が恥ずかしそうに
手を広げている


あたしは迷いもなく
翔平の胸に飛び込んだ。


「翔平!!!」


「おかえり」


「ただいま」

後ろの方でニコッと笑う
若橋さん。



「翔平ゴメンあたし…」

「それ以上…言うな」


「翔平?」


「美優、愛してるよ」


「あたしも、愛してる」


薬指に輝く
指輪が人一倍輝いた。



「あ、そう言えば…」


翔平があたしを
引き離して言う


「あれデマだから」


そう言って
あたしにキスする


「…こんなんじゃ足りない……ルナちゃんにした数の倍して?」


「…じゃあNGも含めて6回だな…美優のキス魔」

翔平はそう言うと
ホントに6回キスして
くれた。