大好きなキミは芸能人!?
……………美優だ…


美優も俺の方を見ている


「若橋、仕組んだろ?」


こんな偶然
あるわけない。


「いや、しく、仕組む訳ないだろバカ!」



明らかに
同情してる


「なぁ、俺ここにいる系?」


「あぁ」


なんか心細くなってきた………



しばらくして
美優が校舎から走って
出て来た。


そして俺の方に
どんどん近づく。


俺は思わず
手を大きく広げる


「翔平!!!」


そして美優は勢いよく
俺の胸に飛び込んだ


「おかえり」


「ただいま」


美優が恥ずかしそうに
言う。


「翔平ゴメンあたし…」

美優がポツリと呟く


「それ以上言うな」


美優は何も悪くない。
悪いのは全て俺だ。


口では言わないけど
寂しい思いさせてゴメン


これからは
絶対に俺が美優を
幸せにしてやるからな


「美優、愛してるよ」


思わず言ってしまった



「あたしも、愛してる」

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