大好きなキミは芸能人!?
……………ってあたし
なんか無意識のうちに
笑ってない??


も、もしかして!!

あたしの翔平への
思いはこの程度なの?


うんん
違う違う違う!!


あたしの思いは
その程度じゃない!!

ひとりで
空想をしながら
首を左右に脳みそが
混ざっちゃうくらい
ブンブン振る。

「ちょ……美優…?」

「なぁに?」


正気に戻った
あたしは
何事もなかったかの様にキョトンとする


「え、美優もしかして?(ニヤリッ)」

「も、もしかして何よ」

ヤバイ
ひとりで空想してたの
バレた!!!?

(いや、バレバレだから!!by作者)


「Hな妄想してたでしょ!!!?」

「ぶはっ!!!!!!」

思わず飲んでいた
水を噴き出すあたしに
紗耶香は慌てて
おしぼりを差し出す。

「ゴメ-ン♪大丈夫ぅ?」
ちっとも
悪びれない紗耶香。


「紗耶香がヘンな事言うからじゃ~ん」

「だってHな妄想してたんでしょ-?」

Hな妄想って………

いまいち意味が
分からないあたし。


「だ-か-ら翔平君とHしたりしてるトコを妄想してたんでしょ?…も~美優ってば悪趣味☆」


ニヤける紗耶香。

「しぃ↑してる訳ないじゃん!!大体妄想も何も………ねぇ?」


思わず動揺して
声が裏返るあたし。


それに紗耶香が
笑う。

笑うなぁ~!!!!!!

そう叫んでやりたい。
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