大好きなキミは芸能人!?
―次の日―
あたしの家では
翔平と翔平のお母さんとあたしの家族で
《翔平の芸能生活を祝うパ-ティ-》が開かれた。

「翔ちゃん~…売れっ子になっても私の事忘れないでねぇ~」
とあたしのお母さん。

「はい!絶対に忘れませんよ~」
と翔平。


「ささ、翔ちゃんも亜紀子さんも遠慮しないでご馳走食べてね」

「あら~悪いわねぇ~」
そう言うと翔平ママは
お箸をハイスピ-ドに
進める。

「ちょっ…母さん………みっともないって……」

「ふふっ、亜紀子さんは相変わらずね♪」

ウチのお母さんと
翔平ママは
中学校からの友達で
お家もわざと隣同士に
する程の大親友で
あたしは
赤ちゃんの頃から
翔平と一緒だった



……それから
両方のお母さん達は
世間話に盛り上がり
全く《翔平の芸能生活を祝うパ-ティ-》は
どこかへ消えてしまった

「翔平……あたしの部屋行く??」


「そうだな…母さん達長くなりそうだしな……」

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