ケンカ上等☆不良校上々↑↑
あのね?
あたしね、恋しちゃったみたいなの。
叶うのかなぁ?
それとも、
儚く散ってしまうのかなぁ?
「気付いてんの?
あたしの気持ち」
呟いて、すっかり気持ち良さそうに眠ってる翼の頬を突っついた。
「なんで、こんなのに惚れてんだろ」
あたしの気も知らないでさ。
無駄な期待だけさせて。
最初に翼見た時は、怖かったな。
寝顔が、こんなに可愛いなんて思わなかった。
「好き───‥。
好きだよ、翼」
でも、伝えるのは今だけにするから。
これ以上は、きっと言っちゃいけない。
この関係が崩れちゃうかもしれないし。
結構気に入ってるんだ。
この翼との微妙な距離。
「今だけは、あたしだけの翼でも、
いーよね?」