ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「えぇ〜、アキ、残念だなぁ」
あからさまに傷付いた顔をする“アキ”とかっていう女。
「どうしてもダメですか〜?」
今度は、翼の肩に頭を乗っけて上目遣い。
しつこいなあ、もう。
って、ちょっとー!
なに、さりげなーく翼の肩に寄りかかってんの?
「アキ、このままキミの近くにいたいなぁ」
なんて、そんな恥ずかしいセリフ、よくもスラスラと。
しかも、さっきちょっと、あたしのほう見たし。
睨んできたし。
「アンタ何?」
耳元で唐突な質問。
ぇえ?!
アキちゃん、声のトーンめっちゃ下がってるよ。
「えっと、その、」
「なぁんだ、やっぱ彼女じゃないんだ」
…………。
なによ。
なんなのよー!
彼女じゃないけど仲間なんだからねっ!