ケンカ上等☆不良校上々↑↑
結局、プツンと糸が切れたように、あたしの涙は止まらなかった。
けど、良かったのかもしれない。
泣いてることで、恥ずかしさなんて、なくなって。
今こうやって、自然に体を預けられてるんだから。
「ほら。コレやるから笑えよ」
優しく、あたしの頭を撫でながら何かを差し出してくる。
「みくるが幸せになれますように」
翼の言葉と共に、あたしの手のひらに舞い降りたもの。
それはそれは可愛らしい、幸せの四つ葉のクローバー。
「なによ‥。
こんな子どもみたいなの」
「さっき俺が見つけて来たんだろーが」
それで、いきなりいなくなっちゃったのか。
クローバーとか、ちょっと可愛いな。
「文句あんのかよ」
「文句多あり。
でも一応もらっといてあげる」