ケンカ上等☆不良校上々↑↑
頑張れ、とか。
好きな人から言われたら、逆に困っちゃうし。
早く、あたしの気持ちに気付けバカ。
「いるよ、」
微かに動いた唇から、ボソッと聞こえてきた言葉。
『いるよ』
それは、翼が言ったんだよね?
聞き間違いじゃなければ、そう言ったよね?
瞳の奥が悲しそうに揺れてた。
「なんてな。
いてたまるかよ、好きなヤツなんか」
数秒後には、ニカッて歯を見せた笑顔。
翼にも、好きな人いるんだね。
太陽の言った通り。
ここはまだ、一方通行みたい。