ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「みくるも」
「あたし?」
「笑顔のみくるは、いつもの倍可愛いっス」
かあぁっと顔が、熱を持ったのがわかった。
「‥ありがと」
やっぱ照れる。
可愛いとか、言われなれてないし。
すんなり言える歩夢を尊敬するよ。
慣れてるんだか、ただ純粋なだけなのか。
そこらへんは、よくわかんないけど。
「口説いてんじゃねぇよ、チビ」
不意に、コツンと翼のグーになった手が歩夢の頭に落下。
「いたい……」
涙目になりながら、両手で頭をさすってる。
身長差もあるせいか、やりとりが兄弟っぽい。
面白くて会話に耳を傾けていると、視界に反射した光が入った。
「翼、ピアスがキラキラしてる」