ケンカ上等☆不良校上々↑↑
アキちゃん、初めて名前で呼んでくれた?
「別にアキ、みくるが嫌いってわけじゃないんだからね」
急に言われて答えようがない。
「あ、そう…」
これしか浮かばなくて。
「き.嫌いじゃないけどっ、好きってわけでもないからね!」
慌てて訂正を入れたアキちゃんを見て、なんだか笑みが零れた。
「誤解…しないでよ」
「わかってるってば」
要するに、普通ってことでしょ?
なくなりかけの紅茶をすすって、あたしから視線を外す。
素直じゃないって、こーゆーコを指すのか、と只今1人納得中。
「でさ、アキちゃん、あたしに何の話があったの?」
早速本題に突入しようと、話を持ち出したあたしに芽咲が続く。
「それ、夜にしない?
私も2人に話あるし♪」
面白そうに、また見せた悪戯な笑顔。
芽咲、楽しんでる?