ケンカ上等☆不良校上々↑↑
『わかっているとも。
ああ、わかっている。
ボクは罪を犯してしまった。
キミを惚れさせてしまうという、大きな罪を……』
ケータイから流れる声に3人で耳を傾ける。
「ウケるー♪
誰も惚れてないってね」
相手に対して爆笑中のツッコミを飛ばしたり。
『だが、しかし!
ボクはキミをあきらめない』
「だが、も、しかし、も一緒じゃん。
しかも、あきらめろだし」
呆れたツッコミが飛んだり。
『さあボクと一緒に、宇宙の果てまで、い.いい……行こうっ!
やべ〜、噛んだ』
あたしもつい、
「笑いすぎて、お腹痛いっ」
爆笑の渦に巻き込まれ。
「確かに、太陽は星だけどさぁ〜。
王子様は似合わないよぉ、ふっ、あはははっ」
耐えきれず、芽咲が笑いすぎて喋れなくなってきてる。
『あ?芽咲?
今みくるちゃんと一緒にいんの〜?!』
驚いてる太陽の声のうらから、
『白石、バカだ。
さっきから笑い声聞こえてきてたっスよ』
小さく聞こえた歩夢の声。