ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「喜びなさい?
つばっちゃん、今年のクリスマス空けといてくれるって」
「え?」
なんでいきなり?
クリスマス?
「はぁー‥ったく、
みくる、つばっちゃんのこと好きなんでしょ?」
「えっ?!」
ななななな.なんで!
そんないきなりなの?
ねぇアキちゃんっ。
「良かったじゃ〜ん」
肘で突っついてくる芽咲。
「クリスマスって言ったら、街中に輝くイルミネーション!
降りそそぐ真っ白な雪!
そして、恋人たちの甘い夜……きゃ〜♪」
両手を頬に当てて、1人盛り上がってる。
芽咲らしいと言えば、芽咲らしいんだけどね。
「クリスマスくらい、好きな人と過ごしなさいよ」
アキちゃん、それって
「協力してくれてるの?」
いいの?
だってアキちゃんも翼が好きなんでしょ?
「協力してるわけじゃないから。
みくるの恋愛を楽しんでるだけ」
アキちゃん………。
「ありがとっ。
協力してくれてるんだね。
でも、アキちゃんも翼が好きなら、正々堂々勝負しよう!
恋のライバルとして」
ぎゅっと抱きついたあたしを、うざったそうにアキちゃんは押し返す。