ケンカ上等☆不良校上々↑↑



「2人共〜、恋愛成就で、目指すはラブラブモード突入だあ〜!」

「芽咲、アキ頑張っちゃう」

「お姉ちゃんはアキの味方よ」

「ありがとう、お姉ちゃん」





いつ芽咲はアキちゃんのお姉ちゃんになったの?


と、疑問を抱きつつ。







結局お泊まり会トーク中、アキちゃんの一目惚れの相手はわからなかった。


およそのことしか。





あたしが口を開けば、盛り上がった2人の会話にかき消される始末。







まあ、いいや。


事情がどうであれ、


あたしは、翼に振り向いてもらえるように頑張るだけだ。





でも、何をどう頑張ればいいんだろ。





「当たって砕けろだよ、みくるっ♪」



テンション上がりっぱなしの芽咲には、かなわない。




今年の冬は、当たって当たって砕け………


いや、違うよな。



砕けちゃダメじゃん!


当たって当たって成就しなきゃ。


あたし、当たり方がわからないんだけど。

大丈夫かな?

大丈夫、だよね。






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