ケンカ上等☆不良校上々↑↑



いつも笑顔を見せてた中に、ここまで悩みがあるってこと。


なんで早く気づいてあげられなかったんだろ。


あたし、友達失格じゃん。






「みくるっ…、私に、人を愛する資格なんてっ、ないのかな?

最低だよ…私」




繊細で、傷つきやすくて、責任感が強くて。

仲間想いで、明るくて。


そんなに自分を責めることないんだよ?




「芽咲は、頑張ったよ。

誰かを好きになるのとか、誰かのために泣けることとか、

そーゆーのって、すごいと思う。

今は、正直に太陽が好きなんでしょ?
だったら迷わず、そう伝えればいいんだよ」


「うん……っ」







何度も、あたしの肩に額をつけたまま頷いた。


こういうところは、太陽そっくり。


だから、これ以上は言葉なんていらないよね?





保健室で太陽にしたみたいに、芽咲をそっと抱きしめた。






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