ケンカ上等☆不良校上々↑↑
必然的に、って。
「結局、また会わなきゃいけないの?あたしたち」
この意味不明男に?
できれば、事情と正体だけを明かして去ってほしかったりするんだけどな。
「面倒くさい女だな」
い.嫌味ですか?
たとえ嫌味だろうと、なんだろうと、あたしは負けないんだから。
とりあえず、この意味不明男の謎を解くには、
「あとさ」
「まだ何かあるのか」
「仁って呼んでいい?」
仲良くなる!!
今のあたしの頭脳で思いつく方法はこれだけで。
笑顔で尋ねると、ため息を1つ零して。
「好きにしろ」
良かった。
あたしは、さらに満足げに笑った。
その様子を見て、仁は睨むようにしながら口を開く。
「念のため忠告しておく。
おまえ、他のヤツらに俺のことは話すな。
話がややこしくなる」
「なにそれ」
「もし話したらどうなるか……わかってるよな?」
わかりませんとも。
ただ、ものすごい危険オーラを感じます。