ケンカ上等☆不良校上々↑↑



必然的に、って。


「結局、また会わなきゃいけないの?あたしたち」



この意味不明男に?

できれば、事情と正体だけを明かして去ってほしかったりするんだけどな。





「面倒くさい女だな」


い.嫌味ですか?

たとえ嫌味だろうと、なんだろうと、あたしは負けないんだから。


とりあえず、この意味不明男の謎を解くには、




「あとさ」

「まだ何かあるのか」

「仁って呼んでいい?」




仲良くなる!!


今のあたしの頭脳で思いつく方法はこれだけで。





笑顔で尋ねると、ため息を1つ零して。


「好きにしろ」



良かった。

あたしは、さらに満足げに笑った。



その様子を見て、仁は睨むようにしながら口を開く。



「念のため忠告しておく。
おまえ、他のヤツらに俺のことは話すな。
話がややこしくなる」

「なにそれ」

「もし話したらどうなるか……わかってるよな?」


わかりませんとも。


ただ、ものすごい危険オーラを感じます。






< 298 / 541 >

この作品をシェア

pagetop