ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「お前、昨日の帰り───」
「みくるちゃーん、おっはよ〜♪
ついでに翼も」
あれ?
二人共、普通に喋ってる?
不安を抱えたまま迎えた学校。
朝、教室に入ると二人から話しかけてきた。
「みくる、昨日───」
「今日も可愛いね〜。
オレ惚れちゃう!」
「昨日───」
「でもさ、髪染めたりしないの〜?」
染めないってば。
「きの───」
「茶色とかなら絶対似合うのに〜」
「帰り───」
「ねぇ染めたら〜?」
なんか翼、言いかけてるのに。
「太陽、翼が何か言いたそうなんだけど………」
「あ、コイツ?
ほっといてオレと愛について語ろ〜ぜ」
「いや、語りたくないし」
「だあーーーっ、うぜぇっ!!
太陽、少しは黙っとけっつの」
耐えきれなくなった翼が声を上げた。
「なんだよ〜、翼くん♪
何?妬いてんの?
ん?言ってごらん?」
それに太陽が面白そうに言い返してる。