ケンカ上等☆不良校上々↑↑
そんなこんなで、時間もかからず職員室に到着して。
太陽と職員室ってのは、先生方からの視線が集まるから好きじゃない。
理由は簡単。
「先生〜♪用ってなに〜?」
まず、ノックをせずに職員室へ侵入。
女の子の部屋に入るとき、ちゃんとノックしてるのかな、この人。
そして敬語は、もちろん使わない。
「また残されんですか、俺ら」
翼でさえ、ちゃんと敬語使ってるのに。
「みんな、来るの早いわね。
今日は、このプリントをまとめてくれる?」
「任せとけ〜!」
あと、声が無駄に大きい。
仕事中の先生方から鋭い視線が………!
「翼〜、これ持て。
みくるちゃんはオレたちに任せとけば大丈夫だからね〜。
女の子に力仕事はよくない」
好きな先生の前では、無駄にカッコつけるし。
「白石くん、優しいのね」
「これぐらい、男として、と〜ぜん」
なんてムカつくヤツ。
先生方の鋭い視線が、柔らかい視線に。
太陽に惚れてる女の子たちは、絶対こーゆーのに騙されてるんだよ。