ケンカ上等☆不良校上々↑↑
磁石みたいに引き寄せられて。
再び3人集まったあたしたち。
時の流れに急かされるように、帰り道を歩く。
もし、ブルームーンの話が本当なら………
大切な人と一緒に見れた証に、幸せになれるって期待してみるのも悪くない。
少なくとも、たった今も幸せなはずなんだけど。
………あれ?
視線の先に違和感。
じっと見ていた翼の横顔。
なんとなく、何かが足りない気がして。
「翼、なんか変わった?」
「別に変わってねぇけど」
うーん、そうかな?
でも、どっか……
「いつもと違う気がする」
「気のせいじゃねぇの?」
「気のせいじゃ、ないもん」
絶対、何かが違う。
よくわからないけど。
この日最後に心に残ったのは、みつけた違和感と引っかかる寝言。