ケンカ上等☆不良校上々↑↑



だって、クリスマスの時に。

ん?待てよ。




『誤解されると面倒だから言っとくけどな、アイツが好きなのは、俺じゃねぇ』


確か翼はそう言って。



『あれは、ただ俺に訴えてただけだっつの。
好きな人を傷つけた、ってな』


アキちゃんの好きな人、翼は知ってたのかな?


好きな人を傷つけたっていうのも、怪我させたって意味なら。




『痛っ‥』

『あ、ご.ごめん』


あたしがあの日、芽咲の家で目を覚ました時にアキちゃんが歩夢の傷の手当てをしてた。



歩夢と太陽の部屋に行った時もそうだ。



『鉄パイプで、ドーンとやられちゃったんスよね。
俺、ダっサいなぁー』


すごい痣があるって言ってたっけ。




それに、芽咲がアキちゃんに言ったセリフの中にも。


『アキもアキだよー。
いきなり電話してきたと思えば、助けて、ってどーいうことよぉ?』


これも、ひょっとしたら何かにアキちゃんが巻き込まれて芽咲に電話したってことで。






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