ケンカ上等☆不良校上々↑↑



後悔、してるのかなぁ。


「わかんない」



してないと言えば嘘になる。

けど、後悔って感じではないような気がするし。




『あのさ〜‥気になる?
彩音ちゃんのこと』


率直に問う声に、再度心臓は大きく脈を打った。



太陽がいきなり電話してきた理由はコレだ。

きっと、逡巡したんだろうな。




「気になる……」


気になるよ、そりゃ。


ただ聞いていいことと、聞かないほうがいいことってあるでしょ?



『知りたい?』


だから、これは聞いていいのかなって、ちょっとだけ不安。



「あたしが聞いて、いい話なのかな?」


結果出た答えは、賛同でも拒否でもない。

聞くのが怖くて、後押ししてほしい気持ちだったから。




『………中学3年の冬休み、』



うん、と言う代わりに、話し出してくれた太陽には感謝だ。






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