ケンカ上等☆不良校上々↑↑
♭⌒*a epilogue
「う〜‥っ」
いつも通りの学校生活。
担任の美人教師から頼まれた放課後の教室掃除。
手が‥届か、ない!!
取りたいものは遥か高い棚の上。
放課後まで悪いから、って先に帰ってもらったのはいいものの。
こうなるなら、誰か残しとけば良かった。
今さら後悔。
ため息をついて、もう1度手を伸ばそうとした時。
「おまえって成長しねぇな、ほら」
すんなり求めていたものは手元に舞い降りてくる。
「あ、ありがとう……って、翼!?」
先に帰ったんじゃないの?
驚いて、つい目の前の¨彼氏¨を凝視してしまう。
「みくるちゃんだけじゃ大変だろうから、オレも手伝うよ〜」
そのうしろから顔を覗かせたのは、
「太陽!?
芽咲を迎えに行くんじゃなかったの?」
平凡すぎる顔ぶれで、あたしたちは騒がしく掃除を済ませて下校時間。
校門を出れば、さらに見慣れた仲間があたしたちを待ってくれていた。