ケンカ上等☆不良校上々↑↑
腕を組みながら、翼を睨みつけてやる。
「おまっ、そんな怒んなって」
怒るよ、そりゃ。
ムカつくんだもん。
「なんかさ、最近、意地悪になったね」
「え?俺?」
「他に誰がいんの?」
「いや、いないけど」
なんで今、こんなに苛立ちが収まらないのか分かんない。
てか、だんだん自分が何考えてるか整理できなくなってくる。
「あ、またあの場所連れてってくれたら、許してあげてもいいよ」
「あの場所…?」
そう、あの場所。
「湖?」
「うんっ、正解」
あたしが手でオッケーサインを出したところで、
「みくるちゃん早く行こ〜ぜ」
太陽が来た道を引き返して、目の前まで来た。
「うん、行こ」