ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「おっ、マジで〜♪」
ちょっとっ!
「んじゃ、太陽も嬉しそうだし、どっから消えっかなー」
辺りを見渡して、ワザとあたしに視線を向けてくる。
しかも、スゴく面白そうに笑いながら。
「ちょっと待って。ね?
ほら、やっぱみんなで帰ったほうがさ」
あたしたちの駅までの帰り道と、真逆へ進もうとし始めた翼。
「だから、みんなで帰ったほうが楽しいし、」
慌てて腕を掴むものの、
「別に太陽と2人でも楽しんじゃね?」
「なーっ!」
振り返って、意地悪く笑顔を見せたあと、舌を出してきた。
ここはさ、普通はだよ、あたしを助けてくれる場面だよね?
なのにコイツ、楽しんでるよ。
「もしかして、太陽と帰るのが嫌とか?」
「違っ、そーじゃなくて」
バカ翼。
そんなこと言ったら、太陽傷付くじゃん。