ケンカ上等☆不良校上々↑↑
純粋そうに笑う理基くん。
翼とも、太陽とも違う。
純粋に見えるのに、無理してるようにも見えるのは気のせい?
「わざわざ、お礼言いに来てくれたの?」
「あと、話があって」
言いづらそうに視線を逸らす。
「話?」
あたしは、首を傾げて聞き返した。
せっかく聞き返したのに。
「みくるちゃ〜ん」
どうしてコイツは、こうもタイミングが悪いのか。
ショック状態から抜け出せたらしく、太陽が少し離れたところから手を振ってる。
ちなみに、ここでのショック状態とは、ショックで行動や発言が意味不明になる様子。
「ったく、何なのよアイツ」
「友達?」
理基くんに質問され、
「そんな感じ」
とりあえず、答えて。
「あ、じゃあ俺、邪魔になると思うんで、また来ます」
「えっ、ちょっ」
ペコリとお辞儀をして、速やかに去ってっちゃった。