ケンカ上等☆不良校上々↑↑
太陽が言うように、ちゃんと断ればいいんだけど。
断ったところで、相手が頷くとは思えないし。
もし傷付けちゃったら嫌だし。
そんなことを考えてる間に、一緒に駅まで帰るのが習慣みたいになってた。
学校が終わる時間になると、毎日電話がかかってくる。
ケー番は、教えてって言われて、何の抵抗もなく教えちゃったけど………。
教えないほうが良かったのかなー‥。
「俺から言っといてやろうか?」
奪い取ったあたしのケータイに視線を落としながら、翼が言った。
「なんて?」
「みくるは俺のだから、おまえとは帰れねぇ」
「ヤダ。
勝手に翼のにしないで」
こんな言い方しかできないけど、翼が心配してくれてるのは知ってる。
でも、だから、あまり関わってほしくない。