ケンカ上等☆不良校上々↑↑



太陽が言うように、ちゃんと断ればいいんだけど。




断ったところで、相手が頷くとは思えないし。


もし傷付けちゃったら嫌だし。




そんなことを考えてる間に、一緒に駅まで帰るのが習慣みたいになってた。





学校が終わる時間になると、毎日電話がかかってくる。


ケー番は、教えてって言われて、何の抵抗もなく教えちゃったけど………。





教えないほうが良かったのかなー‥。





「俺から言っといてやろうか?」


奪い取ったあたしのケータイに視線を落としながら、翼が言った。



「なんて?」

「みくるは俺のだから、おまえとは帰れねぇ」

「ヤダ。
勝手に翼のにしないで」





こんな言い方しかできないけど、翼が心配してくれてるのは知ってる。


でも、だから、あまり関わってほしくない。






< 74 / 541 >

この作品をシェア

pagetop