secret…xxx
零させた涙を拭うことすらしない。
もっと反省しろ。
考えなしだって。
俺がどんだけお前大事にしようと我慢してたか、ちょっとは考えろ。
そんな風に苛立ちながら、どっかに冷静な自分が居てまるで他人事みたいに目の前の樺乃を見てる。
――あーあ、マジ泣き。
――どうすんの泣かして意味あんの?
――結局俺が宥めんだぞ。
まるで俺が二人いんじゃねぇかって位に違う考えが、頭の中心とどっかで生まれてる。
だけど樺乃の濡れた眼と震える唇に煽られるのは理性よりも、性欲で。
掴んでた腕を引っ張って空き教室に連れ込んだ。