secret…xxx
『っちょ…痛っ…』
素早くドアを閉めて鍵をかけて、華奢な身体をロッカーに押し付けると小さく悲鳴。
だけど聞こえてない振りをして樺乃の首筋に顔を埋める。以前のように跡のつかないギリギリの強さで肌を吸い上げる。
樺乃に自分の跡を残さなかったのは、その跡を見た他の男が欲情しそうで嫌だったからなんだけど。
…見える位置に跡でも残してやろうか。
考えが変わるくらい今は俺のだって主張したい。
ネクタイの結び目に指を入れ、シュル…とわざと音をたてて解けば、案の定樺乃は慌てて声を上げた。
『柚杞、待って違う!あれは芝居なの!!わざとなのっ!』