secret…xxx

久しぶりだからか?

こうして組みじいただけで興奮する。

押し倒した拍子に揺れて広がった髪からフワリと香った甘い匂い。

待って、待って!…と樺乃が身体をよじるから。

そのたびに鼻を掠めて。


煽られる。



『ちょっと、ここ学校…』

『知ってる』

『じゃあ、やめ…』

『なぁ、樺乃』



呼び掛ければ大きな眼が俺を見る。



『お前、誤解してる』



その眼でちゃんと見て、

解れよ、俺のこと。


< 38 / 46 >

この作品をシェア

pagetop