secret…xxx
『いつまでも触ってんなよ…樺乃、行くぞ』
香汰にうまく飼い慣らされてる樺乃の頭を引き寄せて歩きだす。
いきなり動かされた樺乃は躓きそうになりながら、『香汰くん、約束ね!明日ね!』と嬉しそうに香汰に振り向いた。
腹が立つ。
『柚杞?どーしたの?足、追いつかな、』
『なに?香汰とお前って』
足を止めた時には靴も履き替え、俺の家に向かってる途中だった。
駅から20分くらいの俺の家。
周りには様々なデザインのマンションや家が並んでる住宅街。
俺の家まであと5分くらいのところで俺は樺乃から手を離した。