君色
「………なっ…なんで…!!?」
思いもよらない人の出現で俺の頭はパニックに陥り、彼女はその場から逃げるようにして走り去った。
な、なんで逃げんの!?
俺が状況を把握しきれずに唖然としていると
「何ボケっとしてんのっ!!」
とチィの渇が入った。
「早く追いかけなよ!!彼女なんでしょっ!?きっと誤解してる!!」
「でも…」
「あたしはいいから!ずっと、会いたかったんじゃないの!!?」
「………っ悪いっ!!」
俺はすぐさま円の後を追った。