君色
俺に会いに来てくれたんだ。


慣れないコンタクトをして、慣れない髪形をして、俺のプレゼントした服を着て、会いに来てくれたんだ…。



たったそれだけの事が、俺はどうしようもなく嬉しかった。



胸がいっぱいで張り裂けそうだ。





って言うか…足はやっ!!


伊達に身軽じゃねぇな…。




あいた距離を縮めるどころか、その距離はどんどん離されて行く。


結局、追いつけないまま円の家まで到着してしまった。
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