君色
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「さっきはごめんね」
山本が一人で屋上に戻ってきた。
「市川は?」
中野が問う。
今、俺は市川の「い」の字も聞きたくない。
「ほっとけばいーんだよ。そのうち機嫌直るだろ」
「樹里なら保健室行った。次の授業サボる気だよ、あの子。つーか須往!本当に樹里と何もなかったの?あの怒り方は尋常じゃないよ?」
「だから知らねーっつってんだろ!?アイツが勝手に怒ってんだよ!」
「…怒らせるような事、したんじゃないの?」
俺は中野に言われて、一度冷静になり、昨日の出来事を1から思い返してみた。
「さっきはごめんね」
山本が一人で屋上に戻ってきた。
「市川は?」
中野が問う。
今、俺は市川の「い」の字も聞きたくない。
「ほっとけばいーんだよ。そのうち機嫌直るだろ」
「樹里なら保健室行った。次の授業サボる気だよ、あの子。つーか須往!本当に樹里と何もなかったの?あの怒り方は尋常じゃないよ?」
「だから知らねーっつってんだろ!?アイツが勝手に怒ってんだよ!」
「…怒らせるような事、したんじゃないの?」
俺は中野に言われて、一度冷静になり、昨日の出来事を1から思い返してみた。