君色
「えぇ?チィの事はふっきれたの?」

「俺も人のことばっか心配してないで自分の幸せ考えなきゃな。前に進まなきゃいけないのは俺も一緒って事だ」

「ふーん?」



中野があんな事言うなんて珍しいな。



ひょっとしてもう好きな人がいんのかな?




はっ!!


それより今はプレゼントの事考えなきゃ!!





「北斗~~中野~~!」


廊下の向こうで樹里と山本が手を振っている。


もうお昼休みだ。


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